
「医療法人 岡田歯科」院長の岡田です。
インプラントは、天然歯に近い見た目や噛み心地を回復できる治療法ですが、治療後の管理や生活習慣によってはトラブルが起こることがあります。
また、インプラント治療は高い技術が求められるため、歯科医師の経験や設備も成功を左右する大切な要素です。
今回は、インプラントのトラブルにつながる主な原因について解説します。
歯科医院選びが、最初の重要ポイント
インプラント治療では、手術時の診断や技術も成功率に大きく影響します。
例えば、インプラントを埋め込む際にドリルの摩擦熱で顎の骨が高温になると、骨の細胞にダメージを与え、インプラントが骨と十分に結合しにくくなることがあります。しかし現在では、十分な注水を行いながら処置を進めるなど、こうしたリスクを抑える方法が確立されています。
そのため、治療実績や設備が整った歯科医院を選ぶことは、インプラントを長持ちさせるための大切なポイントです。
インプラント周囲炎
インプラント自体は虫歯になりませんが、当然ながら「汚れ」は付着してしまいます。
歯磨きが不十分だとプラークが蓄積し、インプラント周囲炎のリスクが高まります。また、定期的なメンテナンスを受けずにいると、小さな異常を見逃してしまう可能性も。
インプラントを長く快適に使用するためには、毎日のセルフケアと歯科医院での定期管理が欠かせません。
喫煙や生活習慣
喫煙は血流を悪化させ、傷の治りを遅らせる原因になります。
また、糖尿病などの全身疾患が十分にコントロールされていない場合も、感染リスクや治癒不良のリスクが高まることが知られています。
インプラント治療を受ける際は、持病や服用中の薬について事前に歯科医師へ相談したり、生活習慣を見直すようにしましょう。
外部からの刺激や、歯ぎしり・食いしばり
インプラントの埋入部分に力が加わることで、骨との結合の妨げとなるため、硬い食べ物や無理な歯磨きは、治療直後は避ける必要があります。
また、歯ぎしりや食いしばりは、インプラントに強い力をかけ続けるため、被せ物の破損やネジの緩み、周囲の骨への負担につながることがあります。
歯ぎしりの癖がある方は、ナイトガードを使用するなど、負担を軽減する対策を行うことも大切です。
インプラントを長持ちさせるために。

インプラントのトラブルには、インプラント周囲炎やセルフケア不足、歯ぎしり、喫煙などさまざまな原因があります。
しかし、インプラントのトラブルは、適切なケアやメンテナンスによって予防できるものが少なくなく、多く場合は予防できます。
違和感や腫れ、ぐらつきなどの症状がある場合は放置せず、早めに歯科医院へ相談しましょう。
